母より電話がありました。
父の調子があまりよくないと言うのです。
「そんなに心配することではないと思うけれど…」と話すその症状は、確かに緊急にどうにかしなくてはならない感じでもないみたい。
けれど、本人にとってみたらとても不安なんですよね。
人の気質によっても違う「初めて感じる不具合」への感じ方
その不具合(それは、めまいだったのですが)を感じた父はとても不安を感じたらしく、
いつもの病院へ行ったり、他の病院へ行ったり。
とにかく、いろいろな検査をしてもらったらしい。
見る人が見れば、「大袈裟な」と思うことかもしれないけれど、
持病を持っている父が初めて感じる不具合は、きっと怖いことだったのだと想像します。
私は、持病もなく日頃は元気な身ではあるけれど、
昨年の頸椎ヘルニアでの痺れや、今年の動悸では大変オロオロしましたもん。
「大きな病気なのでは?」
「急変したらどうしよう?」
そんな風に感じやすいのですよね。
そんな時に、人に話すと安心することもあるけれど、
相談する人によっては、
「そんなの大したことないよ」
「誰にでもあるよ」
と言われることもあるし、相談してみたけれど却って元気を失うことも(笑)
同じ不具合でも、「そういえば…」ぐらいの感覚しか持たない人もいれば、過敏に感じる人もいるということ。私は、おそらく過敏に感じる方で、父も私と同じタイプなのだと思います。
安心することも、「薬」のひとつ
思う以上に、メンタルが影響する不具合の状態。
私は、それをヘルニアでも動悸でも嫌というほどに体験しました。
特に今年の動悸については、検査をして「きっと大丈夫ですよ」と言われたら動悸が楽になり、その後の検査結果で、「薬を飲むことになりそう」と言われたら、一気に状態が悪化しましたからね。
その後、薬を飲むことをやめてみることにして、動悸がおさまってきたことを見ても、
メンタルは大きな影響があるなぁと思わざるを得ないです。
(もちろん、場合によります)
父も気に病むタイプなので、とにかく安心してもらいたくて、
話をたくさん聞いて、不安を分かち合って。
決して「心配いらないよ」と言わずに、
「ゆっくり休んで、心配になったらまたお医者さんに行けばいいよ」
と、父に伝えました。
やはり、高齢ですからいろいろありますよね。
でも、それを「仕方ない」と言ってしまったら気落ちしてしまうでしょう。
メンタルで良くも悪くもなる場合もあるから、できるだけ心穏やかに過ごしてもらいたいものです。
話を聞くってことは、やはり大切なことですね。
年齢を経てもなお、「初めての不具合」には動揺するよねぇと実感した出来事です。
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