そろそろ年末の声が聞こえてきましたね。
行く先々で、「あ、これが今年最後かな?」という場面があった時、
「よいお年を」
と、声を掛け合うことがありますね。
「よいお年を」という言葉を掛け合う文化って、なんだかいいですね。
お互いに願い合うって素敵だなと。
でも、若い頃、こんな素敵な言葉も少し気恥ずかしく感じたものでした。
美しい日本の言葉が似合わなかった若い頃
どんなにいいなぁ、素敵だなぁと思う言葉でも、
若い時にはしっくりこない言葉がありました。
言葉にして出しはするんですよ。
けれど、気恥ずかしさが優ったり自分の年齢にマッチしていないような感覚があったんです。
ご自愛ください
好きな言葉の一つ、「ご自愛ください」
これも相手を思う素敵な言葉。
でも、これも今だからこそしっくりくるのだけど、若い頃は使いづらかったなぁ。
言葉をかける相手にもよりますね。
若造が(笑)目上の方へ「ご自愛ください」というのがどうにも恥ずかしい。
年下だと、もっと恥ずかしい…!使えない!となっていたんですよね。
今は、かなり使いますね。
年齢を武器にして(笑)
生憎(あいにく)
これも、若い頃に使いづらかった言葉。
「あいにくのお天気で」などと使ったりしますよね。
これも、かなり大人になってからしっくりくるようになった言葉。
それにしても、生憎という言葉の漢字すごいですよねぇ。
生憎は、古語の「あやにく」からきているのだそう。
意味は、「ああ、憎たらしい」。「あや」の部分に「生」を当てて作った言葉。
お世話さま
これも、今だからこそしっくりくる言葉。
人を労う言葉や声をかける言葉って、やはり若い頃には使いづらいですもんね。
今は、大手を振って使えます。
大人だからこそ、使える言葉をますます使いたい
きっと他にも色々あるであろう、
今だからこそ、しっくりくる言葉。
古くさいと言われようが、どんどん使いたい言葉。
人を思う言葉や気遣う言葉。
言葉って、普遍じゃないからいつか変化していくものだけど、
今の時代に生きていて使える素敵な言葉は使っていきたいです。
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